2016年01月21日

初めて出たのは



チェコの小説家カレル・チャペックが1921年に創作した戯曲『R.U.R.』の中で
使用したのが起源とされる。
実際のロボット第一号とされるのは、
1926年にウエスチングハウス社の電話で作動する機械「テレボックス」。

日本で発明されたのは、それからわずか2年後の1928年、
生物学者の西村真琴氏が文字を書く人間型ロボット「學天則(がくてんそく)」と言われている。
右手にペン、左手に霊感灯と呼ばれるライトを持ち、
それらは、ゴムチューブの空気圧変化を動力にして、腕を動かしたり、
表情を変えたりできたようだ。

見てみたい気がするが、このロボット、
当時の様々な博覧会に出品され、売却されドイツに渡ったとされる。
その後は、杳(よう)としてわからないそうだ。
横、縦3メートルほどもあるものらしく、この写真からは見えにくいが、
制作した西村氏が横に立っている。
彼はロボット工学などの専門家でもなかったが、何とも奇妙なものを制作したものだ。
今やそのロボットも、
介護ロボットの開発や原発の事故など差し迫った問題を解決すべく活躍している。

ロボットが出てくる初期の小説は、ロボット戦争など、
否定的なテーマを扱うものが多かった。
ロボットに悪魔的要素を感じるせいらしい。

悪魔的と言えば、
中世の敬虔なクリスチャンとして知られるトマス・アクィナスは、
自分の師であるアルベルトゥス・マグヌスが制作していた自動人形(automation) に
忌まわしい悪魔的要素を感じて、これを破壊したとある。
これらは、同じ考え方なのかもしれない。

フランスの詩人ボードレールは、詩集『悪の華』などで知られる。
自然なものを嫌い、人工的なものを好んだ。
たとえば、女性でいえば、女優か娼婦のみを愛し、
ナチュラルメイクではなく、いかにも人工的な厚化粧を好み、
パリの雑踏や人工的なものに囲まれた世界を愛した。
人工的な香りのする玩具も好み『玩具のモラル』というエッセイを書いている。
玩具とロボットには、近しいものがある。

ロボットは、自然と対立する人工物の最右翼の存在のようだ。
人工的なモノがいいとすると、
どこかの国のミスコンのように、どの顔もみ~んな同じになってしまう。
女性は、やっぱりナチュラルの方がいい。



Posted by xiamenjian at 15:13│Comments(0)
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